識別力と商標の価値

少し旬を過ぎた感はありますが、菓子会社「井村屋グループ」のアイス「あずきバー」の商標登録を認めなかった特許庁の審決が知財高裁で取り消されたニュースがありました。

簡単に言うと、
特許庁の言い分は「他社のアイスでも『あずきバー』の名称が使われており、識別できない」というもの。
これに対し、井村屋側は、「あずきバー」が井村屋の商品を指すものとして一般的に認識されている、という主張をしたわけです。
で、特許庁は井村屋の主張を認めたということ。

商標は自分の商品を他人の商品と識別するために付けるものですので、識別力が無いと登録を受けられません。
極端な例を挙げますと、「りんご」という商品に「りんご」という商標権が発生してしまったら、商標権者以外は誰も商品「りんご」に「りんご」という商標を付けられなくなってしまうわけです。これでは具合が悪いので登録を認めないということになるのですね。

「あずきバー」は、あずきを原材料とした棒状のアイスをそのまま表現したものにも思え、識別力が無いとされたわけですが、長年の使用の結果、識別力があると認められたわけです。

こういう商標は、似た商品を作る人が誰もが使いたい商標ですので、非常に価値の高いものです。

弊所でも、商品の原材料と商品の一般名称をそのままくっつけた商標を取りたいというご相談を受けることがしばしばあります。
こういうご相談には、識別力がないとされるリスクもあるが、権利が取れたときには価値が高い、とご説明して、判断を仰ぐようにしています。

2013年2月13日 | コメント/トラックバック(0) |

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商標権トラブル続く中国、法改正を計画

「自社ブランドを中国で商標登録しようとしたら、既に他社に権利を取られていて困った」
このようなブランドの悪用が絶えない中国ですが、当局がようやく対策に乗り出すようです。

このニュースに書かれた内容からは詳細は不明ですが、今後、この改正には注目していかなければなりません。

2012年12月26日 | コメント/トラックバック(0) |

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商標登録駆け込み寺【商標登録に関する予約制の大相談会】

12月25日~27日にかけて、商標登録に関する大相談会を実施することにしました。
今年の締めくくりに、商標登録に関するお悩みを相談してみませんか?

■初めてのお客様には商標登録の制度や意義から丁寧にご説明いたします。
■登録を希望する商標が具体的にお決まりの場合には、その場でご希望の商標について、有料のデータベースを使った調査を行い、口頭での登録可能性についてのアドバイスをお伝えします。
■別途費用をお支払いいただくことで、ご相談いただいた商標登録について年内の出願完了を承ります。必要な費用については本セミナーに申し込み後にお問合せください。

お申込みはコチラ、メール、電話等で承っております。

お申込み、お待ちしております。

2012年12月17日 | コメント/トラックバック(0) |

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商標登録を勧めたい人(2)

既存商品ではなく、まったく新しい商品を開発して売り出そうとしている人にも、商標登録はお勧めです。

オリジナリティを武器にその商品の販促活動をしていときに、ネーミングは非常に重要で、新商品とネーミングをセットでコントロールするには商標の独占排他的な使用が不可欠になるからです。

市場を広げる目的で、商品を他人にもつくらせることを認める場合に、商標の使用権を与えてマーケットリーダの地位を確保しながら、ライセンス料を徴収して収益を上げる、ということもできます。

まったく新しい商品の場合、指定商品の決め方、商標に「識別力」があるかなど、注意すべきポイントがありますので、商標登録の手続きには専門家である弁理士を利用することをおすすめします。

2012年12月15日 | コメント/トラックバック(0) |

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商標登録の費用

商標登録をIPボランチにご依頼いただいた場合、1区分で拒絶なしですんなりと登録になった場合、112,600円の費用がかかります。
これは、10年分の登録料を含めての料金です。

弁理士等の代理人を使わないで、自分で手続きをする場合には、登録までストレートで約60,000円。
自分でやれば、かなりお安くなりますね。
ただし、申請書類は大した分量ではないものの、指定商品等の選択方法など、その書き方にはいろいろ迷うところが多いと思いますので、その道のプロである弁理士にご依頼いただくのが効率的だと思います。

2012年12月15日 | コメント/トラックバック(0) |

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